■東京医科大学

所在地:〒160-8402 新宿区新宿6-1-1
設立年度:1918年
学費:760万1200円 + 447万1000円×5 = 2995万6200円
難易度:M (70.0〜72.4)
HP:http://www.tokyo-med.ac.jp/index2.html

   

■二次試験 平成19年 2月10日(土)

小論文 9:20〜10:50
面接 11:20〜12:50 13:40〜15:10 15:30〜17:00 (受験番号により時間帯が分けられる)

一次試験、感触は会心だったので通っているだろうなと思ったら、ちゃんと通ってました。

でも、東京医大はかねてより噂される同窓子弟優遇のためか、500人というかなりの大人数を通すので
ぬか喜びかもしれんなぁ、という思いもありましたが・・・。(一次ラインはきっぱり6割だそうです。)

前日は東京ビジネスホテルという大学から徒歩20秒くらいにあるホテルに宿泊。
安かったので、部屋にベッドとテレビしかなかったw冷蔵庫?ないないw 風呂もトイレも共同だけど、快適に過ごせました。

スーツを来ていざ大学に向かうと、やはり2次試験会場にはほとんど予備校業者はいませんでした。
なんの混雑もなく、指定された教室に入る。うろ覚えですが、僕が入ったのは3階の右一番奥の講義室でした。


■小論文(配点250)
過去のテーマが非公表で、河合塾もデータを持っていなかったためぶっつけ本番か?と思っていましたが
なんと2ch内私立医スレの医専予備校に通う住人の一人が、過去テーマを提供してくれました。おかげで余裕を持って試験に臨めました。

その時本当に有り難かったので、そのお裾分けをしたいと思い、今回掲載させて頂きます。
(※大学関係者の方から削除要請を頂いた場合はすぐに応対します。)

06年度 「譲る心を持った人」について筆者の考えと照らし合わせて述べる(600字以内)
05年度 不明
04年度 課題文を読み、現代医療のカニバリズム的側面から救われるために、筆者二人が思うことについて述べる(800字以内)
03年度 秋田県岩城町の例を挙げて、18・19歳の選挙権について思うところを述べる(800字以内)
02年度 課題文を読んで、医師が患者に対してどのように接すれば良いか、筆者の考えをまとめて、自分の意見を述べる(800字以内)
01年度 森本哲郎の著作を読んで、砂の文化と水の文化について、類似点・対比点を中心に、風土と文化の関わりについて述べる(800字以内)
00年度 課題文を読み、良い死を迎えるために自分はどう考えるかを述べる(1000字以内)


社会的なテーマと医学的なテーマが交互に出題されているな、という印象を受けました。

07年度は・・・知的障害者に対して行われたウィローブルック肝炎研究、痴呆老人に対して行われたユダヤ人慢性疾患病院研究、黒人の貧農に対して行われたタスキギー梅毒研究という人体実験と呼べる3つの歴史的事実を読んで、これからの医学研究のありかたを600字で述べよ、という問題でした。

僕はまずこの3つの事件の何が共通して問題なのかって事を書き出した。

対象がそれぞれ知的障害者・痴呆老人・言葉が理解できない貧農、つまり、実験の内容が理解できていないこと。
それぞれの研究では被験者に対して説明が十分なされていないこと、そして被験者の生命を脅かす危険があること。

これらのことは、まさしくイヌやサルが実験動物として使用される要因である。
人間が人間である限り、人間を実験動物と同じように扱っていいわけがない。

これらをまとめて、医学研究において研究者が守るべき3原則を書いた。

『被験者は十分な理解力を有すること』
『研究者は被験者の生命を脅かす危険のある実験を行ってはいけない』
『被験者は研究者から十分な説明を受ける必要がある』

これらを実践できるものこそが次世代のメディカルリーダー(←東医のパンフレットに書いてあった単語w)
になる能力を有する者と言えるのではないだろうか。
私も医学を志す者として、この3原則を胸に医学への扉を叩きたい。(←なんでもコレで締めるときれいにまとまる)

とまぁこんなもんなんだけど・・・拙い文章ではずいんだが( ^ω^;)
河合塾の小論文講座受けてたからそれなりに書けたつもり。

本スレ見てると『ジェンナーの天然痘・・・』とか書いた人居たみたいだけど、それは的はずれな行動だろうに。
読み手は専門家なんで、知識をひけらかしたところでなんのアピールにもならないと思う。
読み手が受験生に期待しているのは、医学の知識ではなくてどう考えているかだから。


ちなみに、90分で600字だったので結構時間が余りました。
初めはボーッとしようかなと思っていたのですが、何となく自分の文字が気になって少しくねった文字をきれいに書き直してみたり、助詞が
抜けて変になった部分を修正したりして、なんだかんだいって90分フルに作業していました。

僕がとったこの行動は、実は重要なことだったようです。
時間が余ったので机に突っ伏していた人は、なんで寝ていたか面接で聞かれたそうです・・・

まさか小論文の間の態度もチェックしているとは・・・。絶対にウソでも作業しているようにしてください。・・・そう、エア小論文って感じで(?)。

■面接(配点250)
願書さっさと出しておけば良かったと本当に後悔しました。10:50に小論文が終わって、面接が始まったのが16:50\(^o^)/
ろ、6時間待ち・・・まぁ1時間くらい前から小論文試験場から面接待機所に案内されたから、結局自由なのは5時間程だったんですが。

見知らぬ土地で何が出来るわけでもなく、コンビニでお昼ご飯のついでに買ったミナミの帝王傑作選を外のベンチで読んだりしてました。
それでも全く時間がたってくれるわけもなく、仕方がないので携帯電話の充電も兼ねて、講義棟の1階にあるトイレにずーっと引きこもってました。
1時間以上そこでぼーっとしてた気がします。願書は絶対早めに出しましょう。

で、面接。

おそらく東京医大は・・・コネがある人を合法的に入学させるため・・・1次試験で500人も通します。
でもこのうち受かるのはせいぜい200人。つまり300人くらいハナから受からすつもりがない人がいるわけです。

実際、午前中に終わった人の書き込み見てみれば

『5分で終わったww』
『部活の話しかしてねぇw』
『全然盛り上がらなくて試験官つまらなそうだった・・・』

という書き込みが目についたので、受からせるつもりのない人には、テキトーな面接しかしてないようです

で、僕の番。 体育館についたてで仕切られた13カ所ある試問所の3番目に入る。そこには3人の団塊世代とおぼしき面接官がおられた。
(体育館の中でも結構待たされる。その間、ついたてのすきまからちょっとだけ様子が見えるので、作法の分からない人はお見逃しのないよう。)

和やかなムードの中、面接が始まった。
ちなみに、面接官との距離は相当近い。そして調査書を見ながらの質問である。(自分からも読める距離)


『高校生活どうだった?』
『なぜ医学部を目指してるのか?』
『趣味は釣りとあるけど?』
『高校3年間、学級会計やってるけど?』


時に笑いが起こるほどヒートアップしました。というか、何か勝手にそっちで盛り上がってくれた時もありました。

我ながら饒舌にしゃべれて、「評判通り、柔らかい質問しかしやんだな・・・」と安心しておりました。

このまま終わるのかと思いきや、最後に今まで全然質問してこなかった左の面接官が『ちょっと今日の小論文とかぶる部分があるんだけどね・・・』
と言いながら、おもむろに1冊の本を取り出し僕に手渡した

"振り返らない過去"という、ナチスドイツのアウシュビッツ収容所を題材にした本らしい。


「オイオイ、聞いてないぞ・・・」ってちょっとパニクる。


面『ナチスがアウシュビッツ収容所で行った、"歴史的事実"は知ってる?』
俺『大量虐殺の事ですか?』←人体実験の事をいうのが正解くさい。
面『うん、それについて医学の進歩がqあwせdrftgyふじこlp 、ヒントは今日の小論文のテーマです』


完全に気が動転して、なんか気の利いたこと言わなあかんと思った僕は
『イヤッ・・・あのっ・・・そうですね、人を幸福にすべき医学が毒ガスという凶器に転用されたことが、人の浅はかさを象徴してるとおもいますぅ』
って当たり障りがないものの、微妙に的はずれな事言ってしまったようです。


面接官が助け船を出してくれて、人体実験についての流れに修正してくれた。


面『人体実験で100人犠牲になって、その結果100万人の命が救われたとする、これについてどう思う?』
僕『いや、そんなのは意味がないことです』
面『(満足そうに)うん、意味がない。その実験結果と100人の命を天秤にかけたら、どっちが重い?』
僕『勿論、人の命です。人を殺してしまっては、なんの意味もないんです。』
面『だよねぇ』

面接官は満足そうにうなずくと、『時間が来たので、これで終わりです。おつかれさまでした。』と言って面接が終わった。

こうして15分にも及ぶ面接は幕は閉じました。

校門を出て駅に向かう途中「面接官はその受験生の点数を知ってるはず、ハナから入れるつもりのない奴に医師の適性を問う質問なんかするかなぁ?」って考えていました。

■合格発表
正規では無理でしたが、正規と同時に発表された補欠に入っていました。
3/1の繰り上げ合格発表で、自分の番号があったときはその場にいた友達と抱き合って喜びました。

東医は配点を非公表にしていますが、数年前までは公表されており、今でもその通り配点されているそうなので僕も掲載させて頂きました。
小論文・面接あわせて500とありますが、学科と同じ配点なのでよっぽど重視されているのかなと思う方が多いと思います。
でも、おそらくは一般生は一律470点、コネのある人は500点とかそういう風に合法的にゲタをはかせているだけだと思います。
(※これは僕の想像であって、全く持って根拠はありません)
学科で点数を取れてないと、やっぱり合格は難しいのではないでしょうか。

東医も国家試験合格率の低迷を気にして、今後実力枠を増やすと思うのですが・・・。(というか、今年からそうなった気がする。)
再受験生や僕のように一族に医者などいない浪人生でも受かりました。(勿論コネある方がマイノリティなんでしょうけど)


【 戻る 】